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第69回 卒業証書授与式(中学)が執り行われました
2021-03-17
カテゴリ:中学校
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3月13日(土)中学3年生57名が学び舎を卒業しました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様、ご卒業おめでとうございます。
残念ながら新型コロナウィルスの影響で、在校生が出席しない卒業式となりました。
出席できない方々と、家庭学習となった在校生のために、当日はYouTubeによる視聴者限定のLIVE配信を行いました。
視聴していただきました皆様には感謝申し上げます。
最後のホームルームは卒業生と担任・副担任のみでの実施となりました。
様々な制限が有る中、保護者の皆様におかれましては、ご理解とご協力ありがとうございました。
卒業生の皆さん、保護者の皆様の今後のさらなるご活躍をお祈り申し上げます。
【卒業生代表 感謝の辞】
冬の寒さが和らぎ、春の陽気を感じられる季節になりました。
この良き日に、私たち57名は、長崎南山中学校を卒業します。
まず初めに、新型コロナウィルスの影響で、学校行事などの開催が制限されている中、卒業式を挙行していただき、誠に有難うございます。
また本日ご臨席たまわりました先生方をはじめ、来賓の方々、保護者の方々には厚く御礼申し上げます。 
 
今から3年前の4月、新しい制服に身を包み、新しい学校生活への期待と不安が入り混じった気持ちで入学式を迎えました。
卒業を迎える今、3年間の思い出が昨日のことのように思い出されます。
私の中では、特に「体育祭」が色濃いものとして心に残っていす。
1年生での初めての体育祭は、大雨の中行われ、私は正直、「こんな中なのに、どうして!」と思っていたのですが、そのような厳しいことを乗り越えたことで、結束力が強くなったと思っています。
2年生では、体育祭が4月に開催され、競技の練習や準備など、大変なこともたくさんありましたが、先輩や後輩と力を合わせたことで、他学年との結束力を強めることができ、とても印象強いものになりました。
また、修学旅行では、私たちが主体となって、事前学習や当日の動きを計画していきました。
このことを通して、3年生に向けて、学年のまとまりがより一層 強くなったと実感しています。
そして、最終学年になり、勉強や部活動、学校行事に全力で力を注ぎたいと思っていましたが、新型コロナウィルスの影響で体育祭が中止になり、中総体や文化祭なども、規模を縮小しての開催となってしまったことは、仕方のないことではありますが、正直、悔しくてたまりません。
しかし、外部の方の入場を制限した文化祭では、クラスや学年で一つの作品を作り上げ、このような時だからこそ、学年やクラスとしての繋がりの強さを、改めて感じることができました。
この他にも、休校期間で友達に会うことができなかった分、その存在の大きさや、支えてくれる人の大切さを改めて認識することができました。
私自身、みんながいてくれたから、この苦難の1年を乗り越えることがきたと思っています。
常に意見が合うわけではなく、時にぶつかりながら3年間をみんなで乗り越えてきました。
当たり前のように、みんながいつもそばにいてくれたことを大変嬉しく思うと同時に、心から感謝しています。ありがとう。
 
そして、多くの先生方に3年間支えていただきました。
私たちが宿題を忘れたり、規則を守らなかったりすると、何度でも粘り強く指導してくださいました。
いま思えば、そのような指導は、私たちが社会に出た時のマナーや常識を教えてくださっていたのだと感じています。
勉強だけでなく、「人として生きる」ということについて教えてくださったことに、心から感謝しています。
私たちは中学での学びを生かし、高校でも社会に出てからも、この学園の教育目標でもある「人間の尊厳のために」という言葉を胸に、他人を敬い、また、他人からも敬われる人間になっていきたいと思います。
 
ここにはいませんが、在校生の皆さん、これから多くの経験をしていく中で、困難にぶつかってしまうことがあると思います。
しかし、そんな時こそ、仲間と協力して乗り越えていってほしいと思います。
また、この学園の69年の伝統を受け継ぐだけではなく、自分たちの手で新しいものを創り上げ、南山をよりよい学校にしていってください。期待しています。
最後に、3年間、毎朝弁当を作ってくれたり、部活や学校への送り迎えをしてくれた両親に、心からの感謝を伝えたいです。
両親には何度も怒られ、何度も喧嘩し、何度も頭を抱えさせてしまいました。
しかし、私の相談には、嫌な顔一つせず、のってくれました。迷惑ばかりかけてごめんなさい。本当にありがとう。
 
最後になりますが、校長先生をはじめ、諸先生方のご健勝と、長崎南山学園のますますの発展を祈り、代表の言葉とさせていただきます。
令和3年 3月13日
卒業生代表 小林史弥
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