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高校卒業生インタービュー
2025-03-17
カテゴリ:総合案内,高等学校
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高校卒業生インタービュー
高校卒業生インタービュー
3年生へのインタビュー
2025年3月1日に本校の高校3年生が卒業しました。
学習面や部活面など様々な場面で活躍してくれました。
3年間の歩みや南山で得たことを聞くことで,男子校,長崎南山とはどんな学校なのか?ということを知ってもらえればと思います。


皆さんこんにちは。さて,今日は高校3年間を通してどんな経験をしたのか,どんな学びがあったのかということを教えてもらうべく,全日制の各コースを代表して皆さんに来ていただきました。
どうぞよろしくお願いします!

Q.それでは皆さんの進路を教えてください。
畠山遥斗君(グローバルコース,長崎大学教育学部附属中学校出身) 上智大学 法学部法律学科に進学します。 
白石和磨君(アカデミアコース,長崎南山中学校出身) 慶應義塾大学 総合政策学部に進学します。 
本山佳龍君(サピエンティアコース,長崎南山中学校出身) 静岡産業大学スポーツ科学部に進学し,同時に静岡ブルーレヴズに所属します。 

Q.白石君と本山君は中学校から,畠山君は高校から南山に通っていますが,理由は何ですか?
本山 南山中にラグビー部があったのと父と兄が南山OBだったからです。中学選抜に選ばれることが目標 高校はライバル校に勝って花園に行きたいという目標で過ごした。
畠山 もともとは公立高校志望でした。残念ながら公立高校には合格できなかったのですが,父が南山出身でもあり,国際関係のいろいろな活動をやって英語を伸ばして大学に行くんだったら南山だろう!という勧めがありました。
白石 父と兄が南山出身です。剣道で日本一を取りたかったというのと,小さなときからいろいろな行事を見る機会があり,楽しそうな雰囲気だったから進学しました。

Q.高校時代に心に残ったことは?
本山 高校2年 4冠で花園に行ったことです。1年の時は強くなかったのですが,そこから体づくりを変えました。日々の頑張りで2・3年の時に成長することができました。そして,全国選抜大会で強みのボールキャリー、スクラムでアピールができ,結果としてアンダー17に選出されるきっかけになりました。

白石 全国大会の決勝まで勝ち進めたこと,というよりもそこに至るまでの過程が心に残っています。日々の練習の積み重ねによって自分の取り組みの成果が試合などでちょっとずつ現れてきた。昨日より今日・今日より明日ということが大事と感じました。

「小学校でも言われているような…でもやっぱり大事ですか?」
皆うなずく

畠山 「外部の活動で人脈を広げることができたことです。それが自分の夢を確立させるきっかけとなった。特に『グローバル未来塾 in ひろしま』というイベントが刺激的でした。この中でUNHCRの紛争調停官の方からお話を伺うことができ,平和教育というのは国内に留まらず世界的な視野で捉えることが必要だと感じ,このことが法律を学びたいと思うきっかけになったんです。」

Q. これは南山で得たものだな!と思うものは?
本山 高校3年生の時に体育祭の副実行委員長になったことです。南山の体育祭は先生方が運営するのではなく,種目決めなどをはじめ,いろいろなことを生徒実行委員会が主体となって考えます。4月末の体育祭ということもあり,体育祭までの期間が短かかったので,学校全体を動かしていくのがすごく大変でした。しかし,本番では,観客席の保護者の皆さんの笑顔がたくさん見えたり,フィールドでは南山生たちが楽しくプレイしていたりするのを見ることができて,達成感を感じました。
白石 南山の探究が本当に良かったです!高1では論理コミュニケーションとWill発掘ワークというのをやります。論コミでは,設計図を書くなどして,自分の考えを論理的に示す方法を徹底的に身につけることができます。この論理的に書く力は入試でも役立ちました。また,Will発掘ワークでは今の自分の在り方や叶えたい未来をいろいろなアプローチを通して見据えることができました。高2になるとゼミ形式となり,1つのことに絞って徹底的に探求します。僕は制服についての探究を行いました。制服が必要かそうでないか,着方にはどんなバリエーションがあるのかなど,様々なアプローチを通して学ぶことができました。
畠山 中学時代は生徒会長を務めたのですが,目の前のことで精一杯でした。部活生でもなかったため,1年から生徒会活動を行っていました。非常にやり甲斐がありました。私達の代の生徒会のメンバーが少ないということもあり、自分がやるべきとういう責任感を持って,南山祭(文化祭)や体育祭などの行事での音響をはじめとして様々な活動に取り組みました。2年の時に選挙に出て副会長になりました。高校生になると,たくさんの人と触れ合う中で視野が広がってもっと広い視野で見ることもでき,充実した活動を行うことができました。
本山 プロになれることや,こうして活躍できるのも南山のおかげだと思います。特に代表選手やプロ経験があるコーチ陣から教わる部分があったのですごく有意義でした。
白石 「南山の先生方は生徒に対しての対応が手厚いね」と他校の生徒に言われることがよくあります。受験の時もテストの時も本気で考えてくれましたし,自分の目標を決して否定することなく,いつも全力でサポートしてくれました。例えば,私は,入試に向けての志望理由書や小論文の作成の際であったり,生徒会長として式典の挨拶などを作成したりといろいろな場面で原稿を書く機会がありました。その原稿を先生方に添削してもらう中で,自分の気持ちやこれは残しておきたいという言葉を活かしてブラッシュアップを遅い時間までやってくれました。また,面接のサポートも担任の先生だけでなく校長先生や教頭先生をはじめとして多くの先生に面接練習をしていただきました。更に,小論文の対策は一人に対して一人先生がついてくれるなど,すごく手厚いと思います。
畠山 僕達のコース(グローバル)は勉強だけでなく,+αの活動を追求するクラスでした。南山は学校外の様々な人や活動に触れる活動がたくさんありました。これは学業だけでなくキャリアアップや今後の人生にとって大切なことです。担任の先生もだし,いろいろな先生が有意義な提案をしてくれましたし,先生方も自分たちの情報を共有して最善のサポートをしてくれました。

Q.南山で友達や先生と触れ合う中で心に刺さった言葉ってどんなものがあるんでしょうか?
(少し悩む…)
白石 「楽な道をすすむより厳しい道を選ぶ」だと思います。剣道を強化している大学に進学するか、もともと興味があったけれども受かる保証がない慶応に行くかで悩んだこともあったんです。しかし,中高過ごす中で,楽な道をすすむより厳しい道を進んだほうがいいと実感したから,今の進路を取ることに決めました。それから,「笑顔で行ってこい」です。これは監督である父から試合の前に必ず言われることです。このことの背景には,勝てる選手というものは人から言われる前に気づいている。相手を追い抜くために自分で求めて稽古をやることが大事だと思います。それをなし得たからこそできる落ち着きというか平常心が笑顔として現れるということなんじゃないかと思います。
本山 人生は一度きりだし,誰かがお手本になるわけではないでです。自分がお手本だと思います。いろいろな選択があったとしても僕は強くなれる道を選びたいです。
畠山 担任の松田先生から言われた「まずはやってみなよ」です。これは,僕が高1のときに,GECというイベントの前に言われた言葉です。もともと僕はアカデミアコースだったんですが,グローバルコースに進もうとするときに不意に先生から言われた言葉だったのですが,それが挑戦するという気持ちを後押しするきっかけとなりました。
本山 高校ラグビー部の久保田監督から言われた「目配り気配り思いやり」です。どれだけ凄い選手でも身の回りことができないと一流になれない。ということです。

Q.後輩たちに伝えたいメッセージをお願いします!
畠山 「まずはやってみよう!」
白石 「何にでもいいから挑戦して壁にぶち当たって、楽な道を乗り越えるよりも,厳しい道を乗り越えた先の方が見える景色が違う」ということ。これ,絶対あると思います!
本山 「逆境を楽しむ。」不利な状況でもアウェーを楽しんだり、負けている時も笑顔でプレーをしよう。そして,はじめの一歩を踏み出せるかどうか。一歩を踏み出せるということはスゴいことだから,そのスゴさを感じて頑張ってほしいです。

ありがとうございました。皆さん行く先々で頑張ってください!


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